成果発表:第3回マテセン・スクール/第1回マテセン ラボ

令和6年3月11日、若手人材育成 ”マテセンスクール” の成果発表会と ”マテセンラボ” の経過報告。

 マテセンラボは優秀な学生を素材づくりからバックアップして国内外のコレクション受賞をめざすもの。 マテセンスクールの元になったのは、2002年から開催した”テキスタイル塾”です。 産地への熱い思いを持つ松田章敏さんと18時から21時までの夜間、年間15回コースで開講しました。 5年間で120名の生徒。生徒は現在、尾州産地の中心選手、講師はFDC匠ネットワーク結成の母体となります。 今、マテセンには適任の岩田善之社長が常駐していることもあり、羽島市の支援の下、モノづくりコースである”マテセン・スクール”を開講しました。 今年は4社から入社1~3年目の若手。

テキスタイル塾を始めた2002年は、私はこの業界に入って7年目。 中国のWTO加盟で加速した、海外への生産移転と業界の苦境。周りに若い人が少ない不安感。 きっと皆んなも同じ思いではないだろうか。 人材育成事業は、あくまでもモノづくりを深めるきっかけ。 本当の目的は、会社を粋を超えて、講師や同年代の若い人たちとの交流を進め、業界を担っていってほしい。 今も昔も同じ思いです。
 次年度、毛工連に事業を引継ぎ、産地全体に広げます。